入学式で癇癪を起こさないために、事前にできる準備と工夫

入学式を迎える不安が強い子どもをサポートする準備方法と工夫を紹介する記事のアイキャッチ画像 発達グレーゾーン育児
入学式での癇癪を防ぐにはどうすればいい?実体験から得た具体的な準備方法をお届けします。

初めての入学式、親としても緊張する一大イベントですよね。でも、お子さんが癇癪を起こしてしまわないか心配なママも多いと思います。特に発達がゆっくりめのお子さんを育てていると、新しい環境や慣れない場面でのトラブルが頭をよぎるものです。この記事では、私自身の経験をもとに、入学式を安心して迎えるためにできる事前準備や工夫についてご紹介します。心配ごとを少しでも減らし、お子さんと笑顔で入学式を迎えられるよう一緒に準備を進めていきましょう。

入学式の前にできる環境づくり

式場の見学で雰囲気をつかむ

入学式はお子さんにとって初めての環境。式場の雰囲気を事前に知るだけでも、当日落ち着いて過ごせる可能性が高くなります。私も長男と次男のときに、入学式の前に学校や体育館を見学させてもらいました。歩くルートを一緒に確認し、どんなことが行われるのか具体的に話すことで、不安が少しずつ和らいでいきました。

見学時に確認したいポイントとしては、以下のようなものがあります。

  • 体育館の入口やトイレの場所
  • 自分の座るエリアの目安
  • ステージの場所や先生たちが立つ位置

「ここに座る可能性が高いね」など、具体的な話をするだけで安心感を与えられます。

見学後のフォローでさらに安心

見学後には、子どもが感じた不安や気になる点を話し合いましょう。我が家の場合、次男は不安が強いタイプだったので、「体育館の中にいるよ」「わからないことがあったら先生に聞いてね」と具体的に伝えるよう心がけました。また、見学で出会った先生の顔や名前を覚えさせ、「困ったらこの先生に話してみようね」と約束しました。

新しい環境への不安を軽減する工夫

家庭でのロールプレイで慣れさせる

入学式の流れを事前にお家で練習するのも効果的です。私たちの場合、式次第を参考にしながら「起立」「着席」といった場面を何度かシミュレーションしました。特に初めての経験は慣れるまで不安が大きいので、「こんなふうに進むよ」と説明しながら実際に動いてみると子どもも楽しそうでした。

当日に向けた具体的な準備

当日の見た目や雰囲気を伝える

入学式当日は、普段と違う雰囲気に子どもが驚くことがあります。私も次男が式場見学時に「当日はお花がいっぱい並ぶんだよ」「先生たちもスーツだね」と、当日との違いをあえて伝えました。見学だけでは伝わりにくい当日の雰囲気を事前にイメージできるようにしておくことが、子どもの安心につながります。

たとえばこんなポイントを伝えると効果的です。

  • 当日着る服装(スーツやフォーマルな格好)
  • 体育館に飾られる花や紅白幕の存在
  • 参加者が多いことやざわつき具合

これらを丁寧に説明すると、「当日こうなるんだ!」と子どもが少しずつ納得していきます。

「できない約束」はしない

お子さんに安心感を与えるために何でも「大丈夫」と伝えたくなりますが、私の場合、できない約束はしないことを意識しました。たとえば「絶対に隣に座れるよ」や「好きな席に座れるよ」などの不確定なことを伝えると、当日違った場合にかえって癇癪の引き金になることがあります。

次男には「席順はランダムだからどこに座るかはわからないけど、ママは体育館の中に絶対いるよ」と伝えました。そして、「終わったら迎えに行くから安心してね」と短く具体的な約束をすることで、彼も納得してくれました。

入学式当日に心がけたいサポート

子どもの「逃げ場」を用意しておく

当日は想定外の出来事が起こるかもしれません。そのため、私の場合、事前に「困ったらここに行こう」という逃げ場を用意しました。次男には「先生や体育館の隅の方に行ってもいいよ」と伝え、無理に参加を強制せず、逃げ道を作ることで安心感を与えました。

また、事前に先生にもお子さんの特性や不安について共有しておくと、サポートを受けやすくなります。就学前検診や入学説明会の際に相談をしておくと、当日スムーズに協力を得られることが多いです。

入学式後のフォローでさらに安心感を育てる

頑張ったことをしっかり褒める

入学式が終わったら、何よりもお子さんが頑張ったことを褒めてあげましょう。私の場合、次男に「体育館に最後までいられて偉かったね!」と具体的に伝えました。どんな小さなことでも褒めることで、「自分は頑張れたんだ」と自信につながります。また、失敗があった場合も、「困ったら先生に聞けたね」「泣いちゃったけど立ち直れてすごいね」など、ポジティブな面を探して伝えるよう心がけました。

次回の不安を減らすための振り返り

入学式後には、「どんなことが不安だったか」「どうすればもっと安心できたか」を親子で話し合うのも大切です。次男の場合、椅子に座っている時間が長くて疲れてしまったことを教えてくれました。
こうした振り返りは、次のイベントへの備えにもつながります。

親自身のケアも大事

お子さんのサポートに集中するあまり、ママ自身が疲れ切ってしまうこともありますよね。私も入学式当日は緊張して大変でしたが、終わった後は一息ついて、自分を労う時間を作りました。「お子さんが頑張った」ということは、「親も十分頑張った証拠」です。次の日は好きな飲み物を飲む、ちょっとしたご褒美を用意するなど、心のリフレッシュも忘れないでくださいね。

まとめ

入学式を無事に乗り越えるためには、事前準備と当日のサポートが鍵になります。今回ご紹介したように、式場の見学や家庭での練習、そして具体的で守れる約束を心がけるだけでも、お子さんの不安を大きく軽減できます。さらに、入学式後には振り返りや褒めることを忘れずに取り組むことで、お子さんも次のチャレンジに前向きになれるでしょう。

私も初めての入学式では手探りでたくさん悩みましたが、少しずつ工夫を重ねることで子どもと一緒に成長できたと感じています。同じように悩むママたちが、この経験を少しでも参考にして、安心して入学式を迎えられることを願っています!

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