癇癪が落ち着くのはいつ?「泣くのが恥ずかしい」発言から見えた成長

癇癪が落ち着くタイミングについて考える 発達グレーゾーン育児
癇癪がひどかった次男が『泣くのは恥ずかしい』と言った理由

「子どもの癇癪がいつ落ち着くのか…」
毎日のように続く癇癪に、疲れ果ててしまうことはありませんか?

  • 何を言っても大声で泣き叫ぶ
  • ちょっとしたことで怒り、物を投げる
  • 外出先で地面に寝転び、周囲の目が気になる

発達グレーゾーンの子どもを育てていると、こうした癇癪にどう対応すればいいのか分からず、途方に暮れることもありますよね。

「でも、いつか落ち着く日が来るかもしれません。」

実は、わが家の次男も癇癪がひどく、ゲームやYouTubeの終わりに泣き叫ぶのが日常でした。けれど、最近ふと気づいたんです。「あれ?最近泣かなくなったな…」と。

気になって本人に理由を聞いてみたら、「大声で泣くのは恥ずかしいからもうしない」 とのこと。

この発言から、次男のメタ認知(=自分の行動を客観的に理解する力)が育ってきたと感じました。

癇癪のピークが過ぎ、子ども自身が「泣くのは恥ずかしい」と感じるようになったことで、少しずつ行動が変わってきたのです。

yami
yami

この記事では、「子どもの癇癪が落ち着くきっかけ」について、実体験を交えながらお話しします。

この記事のポイント
  • 癇癪が減った理由とは?
  • メタ認知が育つと子どもはどう変わる?
  • 親はどんな関わり方をすればいい?

「毎日大変だけど、いつか落ち着くかも」と希望を持てる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

癇癪が減った理由は「恥ずかしいから」—次男の発言に驚いた瞬間

次男は年長から小学校低学年の頃まで、癇癪がひどい時期がありました。特にゲームやYouTubeの時間が終わるときには、大声で泣いて怒ることが日常的でした。

ところが最近、「あれ?そういえば泣かなくなったな…」と気づいたんです。

気になって、ある日次男に聞いてみました。

「そういえば、最近ゲームの時間が終わっても泣かないね。なんで?」

すると、次男の答えは意外なものでした。

「大きな声で泣くのは恥ずかしいから、もうしない。」

この一言を聞いた瞬間、私は 「メタ認知が育ってきたんだ!」 と実感しました。

メタ認知とは、「自分の行動を客観的に理解し、コントロールする力」 のこと。

発達グレーゾーンの子どもは、この力が育ちにくいことが多いのですが、次男は少しずつ変わってきたようです。

では、なぜこのような変化が起こったのでしょうか?

メタ認知の発達が子どもの行動に与える影響とは?

メタ認知が育つと、子どもは 「自分の感情や行動を客観的に振り返る力」 を身につけていきます。

例えば…
  • 「泣いてもゲームの時間は延びない」 と学習する
  • 「周りの人にどう見られるか」を意識するようになる
  • 「自分の感情を自分でコントロールしよう」と考えるようになる

次男の「泣くのは恥ずかしい」という発言は、まさに 「周囲の目を気にする」というメタ認知の発達 を示しているのです。

これは子どもにとって大きな成長。特に発達グレーゾーンの子どもにとっては、感情を自分でコントロールできるようになる第一歩 でもあります。

では、親としてこの成長をどうサポートすればよいのでしょうか?

親ができる!子どものメタ認知を育てる関わり方

メタ認知は、自然に育つこともありますが、親の関わり方によってさらに伸ばすことができます
次男の場合も、意識して接することで、少しずつ「自分の行動を振り返る力」が育っていったと感じます。

ここでは、私が実際に取り組んで効果を感じた関わり方を紹介します。

① 子どもの「気づき」を増やす質問をする

例えば、次のような質問をしていました。

  • 「今、どう思った?」
  • 「さっきの自分の行動、どうだった?」
  • 「もし〇〇くんが同じことをしたら、どう思う?」

無理に答えを引き出さなくてもOK。「考えるきっかけ」を作ることが大切です。

 ② 「できたこと」に注目してフィードバックする

子どもは、「自分でできた!」という成功体験 を積み重ねることで、自分の行動をコントロールする力を育てていきます。

例えば、次男が癇癪を起こさずにゲームを終えられたときは、こう声をかけていました。

  • 「時間になったのに、ちゃんと終われたね!」
  • 「すごいね!もう泣かなくても大丈夫って思えた?」

「できたこと」に注目して声をかけると、子ども自身が「ちゃんとできた!」と気づくきっかけ になります。

③ 「感情を言葉で表す習慣」をつける

メタ認知が育つと、自分の感情を客観的に捉えられるようになります。
そのために、次男には「気持ちを言葉で表現すること」を意識してもらいました。

  • 「今、ちょっとイライラしてる」
  • 「悲しいけど、泣くほどじゃない」
  • 「怒りそうだったけど、やめた」

自分の気持ちを言葉にすることで、「自分は今こういう状態なんだ」と整理する力 が身についていきます。このように、親が「子ども自身に考えさせる」関わり方を意識することで、メタ認知の成長を促せるんです。

次男の場合、こうした関わりを続けるうちに、「泣くことが恥ずかしい」と自分で気づき、行動を変えられるようになりました。

「でも、うちの子にはまだ難しいかも…」と思うこともありますよね。
次の章では、「メタ認知が育つタイミング」 について、もう少し詳しく説明していきます。

メタ認知はいつ育つ?発達のタイミングと個人差

「うちの子は、まだ癇癪がひどい…」「メタ認知が育つ気配がない…」と感じることもあるかもしれません。

実は、メタ認知の発達には個人差があり、育つタイミングも子どもによって違います。
一般的には、6歳頃から少しずつ発達し、10歳前後でさらに成長する と言われています。
ですが、発達グレーゾーンの子どもは、成長のペースがゆっくり なことが多く、親としては「いつ落ち着くの?」と不安になりますよね。

① メタ認知が発達しやすいタイミングとは?

メタ認知が発達しやすいのは、「自分と他人の違い」に気づき始める時期 です。

例えば、次男が「大きな声で泣くのは恥ずかしい」と気づいたのも、周りの友達を意識し始めた時期 でした。

  • 「○○くんは泣かないけど、自分は泣いている」
  • 「この場面で泣くのは、自分だけかも?」

こうした気づきを通して、「こうしたほうがいいのかな?」と考え始めます。
発達グレーゾーンの子どもは、こういった気づきに時間がかかることがありますが、「少しずつ」成長していることを信じてあげることが大切です。

② メタ認知の発達には「環境」も影響する

子どもによっては、環境の変化がメタ認知を成長させるきっかけになることもあります。

例えば…
  • 小学校に上がり、友達の行動を意識し始める
  • 先生や周りの大人からの言葉で「気づき」を得る
  • 兄弟・姉妹との関係の中で「比べる経験」をする

次男の場合も、小学校に入ってから「泣くことを恥ずかしい」と感じるようになったので、環境が影響したのだと思います。
「今はまだ難しくても、環境や経験を重ねることで変わることもある」と考えながら、焦らず見守ることが大切ですね。

まとめ—癇癪はいつか落ち着く!希望を持って見守ろう

ここまで、次男の「泣くのは恥ずかしい」という発言から見えたメタ認知の発達についてお話ししてきました。

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 癇癪が落ち着くのは、メタ認知が発達するタイミングと関係がある
  • メタ認知が育つと、「泣いても意味がない」「恥ずかしい」など、自分で考えられるようになる
  • 親の関わり方でメタ認知の成長をサポートできる
  • 「気づき」を増やす質問をする
  • 「できたこと」に注目してフィードバックする
  • 「感情を言葉で表す習慣」をつける
  • メタ認知の成長には個人差があり、焦らず見守ることが大切

「いつか落ち着くのかな…」と不安な日々を過ごしている方に、「こういう変化があるかもしれない」「うちの子もいつかは…」 と思ってもらえたら嬉しいです。

子どもの成長は、一気に変わるものではありません。少しずつ、でも確実に前に進んでいます。

「今は大変でも、いつかは落ち着くかも」 という希望を持って、子どもの成長を見守っていきましょう!

スポンサーリンク
発達グレーゾーン育児
フォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました